介護をする側

今日はロビンではなく、介護をする人間側のことです。

先日、いい歳をして父と泣きながら言い争いをしてしまいました。
原因は、ロビンの体調に関する発言です。

ロビンは以前より動くことが難しくなり、歩くことはほぼありません。起き上がって四つん這いにさせれば手を出そうとしていましたが、今は四つ足で立つのも困難です。

しかし、支えながらですが先日ロビンにしては長く歩くことがありました。数歩ではなく、テーブルの周りをぐるぐると。
その日は手足のマッサージをしたり歩行器に乗せてみたりしたのもあるかもしれません。

日によってコンディションはかなり変わりますが、ロビンも私達も日々一生懸命にできることをしているつもりです。

そんな中、ロビンといた父が、様子が変だと私と母を呼んだことがありました。
結論から言いますとそれは父が見慣れていないだけで異常ではありませんでした。

しかし、その後話をしていると「もうロビンが歩けるようになることも、これ以上良くなることもないだろうから」ということを父が言い出しました。
今思えば父なりに自分に言い聞かせて自身を慰めていたのかもしれませんが、急に呼ばれてロビンの心配をした直後にそんなことを言われ、思わず感情的になってしまいました。

「例えそうだとしても、わざわざ言わなくてもいいのに。この間も歩いたりできたのに何でそんなことを」と、悲しくなって言い返しました。

介護や治療で体は疲労し、ロビンの調子で一喜一憂して心も揺れることが多いです。
いつ何が起こるか分からない不安もとても大きい中で、お互いのことまで気にかけられなくなっていたのだと思います。

介護疲れという言葉はよく聞きますが、人間でも犬でもそうだなと感じます。
愛しくて堪らない存在だけれども、それでもしんどい時はあって、それでもどうにか一緒にいたくて頑張ります。
でもいつだって頑張っていられる訳じゃありませんね。

1番しんどくて頑張っているのはロビンだろうけど、周りの人間もそうなのだと改めて認識し、結局は思いやりと気遣いだなと感じました。