前回の記事でお伝えした、ウーロンを迎えるまでのことです。
元々、私はロビンともう1頭バセンジーを迎えたいと考えており、ブログにも書いてきました。
しかし、ロビンがファンコーニ症候群以外に脳の症状も出て介護状態になったため、断念しました。
そして、私自身も生活の変化があり、仕事についても変わり、ひとり暮らしをするようになりました。
それまでの私に変わって母がロビンの主な介護をしてくれるようになりました。
ロビンとは高頻度で触れ合っていたものの、以前とは違う生活です。
一度は倒れたロビンが驚くような回復を見せてくれ、ひとり暮らしにも少しずつ慣れてきた頃、やはり犬と共に生きたいという思いが私の中でどんどん強くなっていきました。
ロビンの傍にいることが私にとって何よりの望みでしたが、家庭の事情があり家を出ざるを得ませんでした。
今の自分には難しいだろうと思いつつも、ブリーダーさんのホームページを見たり、他の方のバセちゃんを見てはいいなあと思っている日々でした。
ロビンはずっと頑張ってくれていましたが、歩けるようになったのがまた難しくなり、確実に症状は進行し、弱っているのは目に見えていました。
そんなあと1年は難しいかもしれない、と思い始めた頃、12/16のことです。
実家でふとトップスターライトさんのホームページを見たら、前日の夜にバセンジーの出産情報が載っていました。しかも3頭もの母犬が出産。
思わず大きな声を出してしまい、母に驚かれた記憶があります。
すぐに電話を掛けました。以前にロビンの状況はお話しており、飼えるようになったらまた連絡を、というお話をしていました。
私がロビンが倒れる前に出した仔犬の希望は、できれば濃いブリンドルの♂でした。
そして、今回3頭生まれていました。しかも、この子の仔犬が欲しいと思っていた母犬は、今回最後の出産らしく、まして次回のバセンジーの出産は1年後だろうとのこと。
家族と相談し、すぐに今回迎えようと決めました。
仔犬が成長してうちに来るまで2ヶ月ほど。ロビンに合わせられると思いました。
ロビンが他界したのは、その2日後でした。
急変など、予想もしていませんでした。辛くて辛くて、いつかは来ると思っていたけれど早すぎて、私が他の犬を望んだからなのかとも考えました。
でも、火葬までの間ロビンの顔を見つめているうちに、「ああ、良かった」と思いました。
きっとロビンが他界した後では、私は次に犬を迎えるという決断は下せなかったと思うからです。
そして、今でもロスは感じますが、ウーロンがそれを埋めてくれます。
ウーロンはロビンの代わりではないし、そう思ってはいません。それでも、新たな目まぐるしさが落ち込む時間を減らしてくれ、愛らしい姿にウーロン自体を愛しく思うと共に、重なる姿に穏やかにロビンを思い出すことができます。
何より今私が幸せでいられることで、ウーロンを迎えて本当に良かったと感じます。
隣にぬくもりがあることはこんなにも心地良いものか、と改めて実感する日々です。
13年ぶりの新しい家族は色々と戸惑い、困惑し、葛藤することもあると思いますが、私達にとって既に沢山の幸せをくれています。
こうして犬と共に歩む日々をまた綴れることにも、幸せを感じます。
随分長くなってしまい、すっかり膝で眠ってしまいましたが、これからもウーロンと共によろしくお願いします🙏