ろびろぐ🐾うーろぐ

バセンジー犬との生活を気ままに書いております。

動物病院・ファンコーニ症候群治療について

少し、動物病院やファンコーニ症候群の治療の情報を書きたいと思います。
特に、ファンコーニ症候群を発症している、発症しやすいバセンジーの子に向けてとなります。

ちなみに、遺伝性でないファンコーニ症候群もあり、それは粗悪なフードが原因となったりもします。
また、ファンコーニ症候群=バセンジーのイメージが強く、その多くがバセンジーであることに間違いはないのですが、シュナウザー等、他の犬種でも発症が確認されています。


本題に入ります。
●クーパー動物病院(兵庫県)
http://cooper-net.jp/
ファンコーニ症候群に関係する場合、最も詳しい病院はこちらだと思います。
こちらは、特別外来にファンコーニ症候群が記されています。ホームページのトップにファンコーニの項目がある病院は、私は他に存じ上げません。
2016年時点で40例以上を診ていらっしゃいます。
ロビンも治療についてご相談にのって頂き、大変お世話になりました。

●フジタ動物病院(埼玉県)
http://www.fujita-animal.com/
2010年にこちらの獣医師がファンコーニ症候群のバセンジーの症例で、詳細な論文を発表しています。2020年時点では既にその中心となった佐藤先生という方はお辞めになっているようですが、治療実績のある病院です。
ブログでもこちらに通われているバセンジーの子はちらほらお見かけします。

●あいむ動物病院(千葉県)
https://www.119.vc/illness/archives/133
直接やり取りをしたことはないのですが、非常に詳しくファンコーニ症候群についてホームページに記載されています。それを読むだけでも、とても勉強になります。

●Steve Gonto(スティーブ・ゴント)
個人名で、医学博士です。犬のファンコーニ症候群の第一人者と言っても過言ではないと思われます。
ロビンの投薬もこの方の治療プロトコルに基づいています。
名前+fanconiで検索をかければ沢山情報は出てきますが、ほとんどが英語のページです。私は英語には通じていないもので、翻訳ソフトと恐らくこうだろう、という判断でおおよその理解をすることしかできませんが、英語ができる方がいれば非常に役に立つ情報があるのではないかと考えられます。


主な情報は以上です。
曖昧な情報をここで色々と載せるよりは、これをもとにお調べ頂く方が良いかと思いました。

ここからは、私の個人的な情報収集方法についてです。

●バセンジーオーナーさんのブログ
ファンコーニ症候群についても詳しく書いて下さっている方々がいらっしゃいます。
右も左も分からない頃、沢山学ばせて頂きました。

●動物病院
現在は主治医とのやり取りのみですが、分からないこと、この病院なら、ということがあれば直接電話してお尋ねすることもありました。
診察に伺っている訳ではないので、相手側の状況を気に掛けつつご連絡させて頂きました。
上記の病院のように、ホームページに載っている情報だけでも為になることもあります。

●ブリーダーのホームページ
国内は少ないので、海外のバセンジーのブリーダーのホームページを翻訳ソフトにかけて学んだことも多いです。
basenji、fanconi、breeding等の単語を色々並べては検索→翻訳の繰り返しです。結構骨が折れる作業ではあります。

●症例の論文
確かな例に基づいているので信用できます。ただ専門的な医学用語は理解しづらいところもあるのがネックです。逐一調べながら読み進めることになりがちです。


ファンコーニ症候群は、獣医師ですら知らないこともあります。知識のある獣医師、病院に出会えなかったり身近にない場合、飼い主が調べるしかありません。
まさに我が家がそうでした。調べようにも見たことも聞いたこともない単語ばかり出てきて、難解で頭がついていきませんでした。

愛犬が病気というだけで大きなショックであるのに、しかもそれが完治は望めない、そして詳しい人も情報もろくにないとあれば絶望したくもなります。

それでも治療をしなければ病気は確実に進行していきます。特にこの病気は腎臓に関わります。腎臓は、1度悪くなれば戻りません。残った機能をどうにか使っていくしかないのです。
発症が避けられないのであれば、早期発見、早期治療が何よりです。

長くなりましたが、これが誰かのお役に立てればこれ程嬉しいことはありません。
ファンコーニ症候群に苦しむ犬達がいなくなることを切に願います。